《道を開けたGTは、ジャパン・ターボで汚名を返上》
5代目は「ジャパン」。 排ガス規制で牙を抜かれ、 当時のライバルのCMで「名ばかりのGTは道を開ける」と皮肉られる。しかし145psを発揮す るL20ET型SOHCターボで、走りが甦った
1977年夏に登場したC210型スカイライン・ジャパンは、そのニックネーム通り、日本を代表するスポーツカーとして愛されました。排ガス規制により、当時のライバルたちからは「名ばかりのGTは道を開ける」と皮肉られることもありましたが、145psを発揮するL20ET型SOHCターボエンジンを搭載し、走りが甦りました。
スカイライン・ジャパンには、ファミリー系の4気筒エンジン搭載車が「TI」と呼ばれ、リヤに4リンク式サスペンションを採用しました。また、主役の2000GTは直列6気筒のL20型を受け継ぎ、セダンと2ドアHTを揃えています。
1978年8月には、TIに急速燃焼方式ツインプラグのNAPS-Zを採用したZ型エンジンが搭載され、排ガス規制をパスしました。そして、1979年夏のマイナーチェンジでスラントノーズを採用し、2000GTは角型ヘッドライトとなりました。さらに、1980年4月には待望のターボモデルが加わり、力強い走りを取り戻しました。同年6月には、TIに2リットルモデルが投入され、ラインアップが充実しました。
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